[WP]All-in-One WP Migrationで「サイトでファイルを取得できませんでした」エラーの対処法

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致命的エラー!「サイトでファイルを取得できませんでした」を放置するリスクとは?

WordPressのサイト移行やバックアップに非常に便利な「All-in-One WP Migration」プラグイン。しかし、ファイルをエクスポートしようとした際、突然

「サイトでファイルを取得できませんでした」

と表示され、肝心の.wpress形式のファイルがダウンロードできない事態に遭遇することがあります。

このエラーを目の当たりにした瞬間、「マズイ!」と感じるWebデザイナーは多いでしょう。この問題の厄介な点は、移行作業が完全にストップしてしまうことです。

この移行ストップ問題を速やかに解決し、あなたの貴重な時間と信頼を守るための確実な対処法を、実務経験に基づきご紹介します。


「サイトでファイルを取得できませんでした」を解決する確実な3ステップ

このエラーは、多くの場合、一時的な通信の問題やプラグインの動作不良が原因で発生します。

経験上、小手先の対処から根本的な解決策へとステップアップしていくのが、最も効率的なトラブルシューティングです。以下の3つのステップを順番にお試しください。


ステップ① 一時的な不具合を解消!ブラウザと管理画面のリフレッシュ

まずは、ごく軽微な原因を取り除くことから始めます。これは「とりあえず試してみる」ための最も手軽な方法です。

ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする

ご利用のブラウザ(Chrome, Safari, Firefoxなど)に保存されているキャッシュやCookieが、プラグインの通信を妨げているケースが考えられます。これらを一度クリアし、ブラウザを再起動してみてください。

WordPress管理画面に再ログインする

セッションの期限切れなど、WordPress側の認証状態が不安定になっている可能性もあります。一度ログアウトし、改めてログインし直すことで、管理画面の状態がリフレッシュされます。


ステップ② プラグインの動作環境をクリーンにする【効果大!】

ステップ①で解決しない場合、プラグイン自体またはサーバー側との通信に問題が起きている公算が高いです。

長年の経験から言って、このステップが最も高い確率で問題を解消してくれました。

「All-in-One WP Migration」の再インストールを行う

エクスポートの処理中に何らかのデータ競合やファイルの破損が起き、プラグインの動作が不安定になることがあります。

これが最も確実な解決策です。

  1. プラグインを停止し、削除します。
  2. WordPressの「プラグイン」👉「新規追加」から再度インストールし、有効化します。
  3. 改めてエクスポートを試みます。
プラグインを再インストールする際、「設定が消えてしまうのでは?」と心配になるかもしれませんが、このプラグインの基本的な設定(最大アップロードサイズなど)はデータベースに保持されるため、削除しても設定がリセットされる心配はほぼありません。安心して試行してOKです。


ステップ③ 根本原因を探る!サーバー環境のチェック

上記2ステップで解決しない場合は、サイトをホストしているサーバーの環境が影響していると考えられます。

PHPの実行時間制限(max_execution_time)をチェックする

大規模なサイトのエクスポートには時間がかかります。

サーバー側のPHP設定で実行時間制限($max_execution_time$)が短すぎると、ファイル作成が完了する前に処理がタイムアウトし、エラーが発生するのです。

レンタルサーバーの設定画面、またはphp.iniファイルなどで、この値が300秒(5分)以上に設定されているかを確認しましょう。

可能であれば0(無制限)に設定すると、大規模サイトでも安心ですね。


サーバーの空き容量を確認する

エクスポートファイル(.wpress)は、一時的にサーバー内に作成されます。

サーバーのディスク容量がパンクしていると、このファイルを作成できずエラーとなります。

サーバーのコントロールパネルを確認し、十分な空き容量があるかを確かめてください。


【最後に】「All-in-One WP Migration」の安定運用ノウハウ

このプラグインは非常に便利ですが、エクスポート・インポート時に大きな負荷がサーバーにかかる特性があります。

安定した移行作業を行うために、以下のコツを覚えておきましょう。

項目 詳細
動作前に他のプラグインを無効化 エクスポート作業を行う直前は、キャッシュ系やセキュリティ系など、必須ではない他のプラグインを一旦すべて停止(無効化)すると、競合やエラーのリスクが激減します。
夜間や早朝に実行 サイトへのアクセスが少ない時間帯に作業することで、サーバーへの負荷が抑えられ、エラー発生率を下げることが可能です。
最新版にアップデート プラグインのバグは、最新版で修正されているケースが多いです。作業前に必ず最新バージョンであることを確認してください。

これらの対処法とノウハウを実践することで、WordPressサイトの移行で立ち往生するといった事態を未然に防ぎ、Webデザイナーとしての作業をスムーズに進めることができるでしょう!

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