WordPress管理画面への不正アクセスを防御するため、各種アクセス制限やログイン履歴の監視、ログインアラート、ロックアウトなどの機能がセットになったプラグインSiteGuard WP Pluginのご紹介です。
SiteGuard WP Plugin プラグインのインストール
管理画面のプラグイン新規追加より SiteGuard WP Plugin を検索するか、以下のページからプラグインファイルをダウンロードします。SiteGuard WP Plugin
SiteGuard WP Plugin でできること
SiteGuard WP Plugin プラグインを有効化したら、管理画面左メニュー「SiteGuard」をクリックすると、SiteGuard WP Plugin ページのダッシュボードに移動します。
すでにいくつかの機能が最初からON になっています。
ダッシュボードページにも載っています通り、SiteGuard WP Plugin プラグインでは以下の機能が使えるようになります。
管理ページアクセス制限
まずは「管理ページアクセス制限」ですが、これは外部からの管理画面に対する攻撃を防御する機能です。ログインが行われていない接続元IPアドレスから、wp-admin/ ディレクトリ以下のファイルへアクセスされることを防ぎます。アクセス制限を除外するファイルがあれば、「除外パス」欄に複数指定することができます。
また、この機能を使う前提として、mod_rewrite がサーバーにロードされている必要があります。
ログインページ変更
管理画面のログインページを、デフォルトの/wp-login.php から別のURL に変更します。「変更後のログインページ名」にデフォルトのページ名が入っていますが、これは自由に設定することができます。ログインページ変更機能をONにしたら、「変更後のログインページ名」に記載されたURL からログインを行うようにします。
また、こちらも「管理ページアクセス制限」同様、mod_rewrite がサーバーにロードされている必要があります。
画像認証の追加
管理画面などのログイン時に「画像認証」を追加します。画像認証を追加できる場所(ページ)は、「ログインページ」「コメントページ」「パスワード確認ページ」「ユーザー登録ページ」の4ケ所になります。
ログインページページに画像認証を追加すると、以下のようになります。
ログイン詳細エラーメッセージの無効化
ログイン失敗時に表示されるエラーメッセージを変更できます。どの入力項目が間違っていたのか判別できないよう、ユーザー名、パスワード、画像認証のどれを間違えても、全て同じエラーメッセージを表示します。
ログインロック
ログイン失敗を繰り返す接続元を、一定期間ロックできます。ログインロックページで「期間」「回数」「ロック時間」を設定します。
ログインアラート
WordPress へのログイン時に、管理者などにメールで通知する機能です。不正なログインを察知することができますので、是非ともONにしていきたい機能です。
メールのメッセージは、デフォルトではこのようになっていますが、
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
%DATE% %TIME%に%USERNAME%がログインしました。 == ログイン情報 == IPアドレス:%IPADDRESS% リファラー:%REFERER% ユーザーエージェント:%USERAGENT% -- SiteGuard WP Plugin |
以下の変数を使用して、自由にメッセージを変更することができます。
サイト名:%SITENAME%
ユーザ名:%USERNAME%
日付:%DATE%、時刻:%TIME%
IPアドレス:%IPADDRESS%
ユーザーエージェント:%USERAGENT%
リファラー:%REFERER%
ユーザ名:%USERNAME%
日付:%DATE%、時刻:%TIME%
IPアドレス:%IPADDRESS%
ユーザーエージェント:%USERAGENT%
リファラー:%REFERER%
フェールワンス
正しいアカウントでログインをしても、ログインを一回失敗するという機能です。5秒以降、60秒以内に正しいアカウントで再度ログインすると成功します。
ピンバック無効化
ピンバックの悪用を防ぐ機能です。ピンバックとは、ブログ記事内にどこかのサイトのURL を掲載すると、そのサイトにリンクが貼られたことを自動で通知する機能です。ピンバック機能を悪用したDDoS攻撃の報告もありますので、ピンバック機能が不要な場合はON のままにしておいた方が良いです。
更新通知
WordPressのコア(本体)、プラグイン、テーマファイルの更新が必要になった際に、管理者にメールで通知する機能です。WAFチューニングサポート
WAF(ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール)の除外ルールを作成し、誤検知を防止する機能です。「この機能を使用するには、WAF (SiteGuard Lite)が、サーバーにインストールされている必要があります。」とのことなので、SiteGuard Lite を利用していない場合は特に設定の必要はないかと思います。(当ブログではサーバーのWAFが有効になっているため、このチューニングサポート機能は利用しておりません。)
ログイン履歴
SiteGuard WP Plugin のダッシュボードページ下部で「ログイン履歴」を確認することできます。ログイン結果として「成功」「失敗」が表示され、ログイン試行時のログイン名やIPアドレスも表示されます。
コメント