WordPressからのメール送信元設定(メールアドレスと送信者名)を変更する方法

WordPress
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この記事は、WordPressの通知メールの送信元メールアドレスと送信者名をカスタマイズする方法を解説します。

特に、クライアントワークで納品する際や、ご自身のサイトのブランディングを意識する上で、送信元をデフォルトの wordpress@example.com から変更することは必須の作業と言えます。

放置すると信用問題に?WordPressのデフォルトメール設定が引き起こす問題点

WordPressから自動送信されるメール(パスワードリセット、コメント通知、プラグインからの通知など)の送信元を意識したことはありますか?

実は、何も設定していない場合、デフォルトでは以下のようになっています。

設定項目 デフォルト値
送信元メールアドレス wordpress@あなたのドメイン
送信者名 WordPress

多くのレンタルサーバー環境では、このデフォルトの wordpress@あなたのドメイン というアドレスは実在しないため、メールが相手に届かず迷惑メールフォルダに入ってしまうリスクがあります。これは非常に危険です。

つまり、信頼性の高いメールアドレスに変更し、サイト名や運営者名にカスタマイズすることが、サイトの信用を担保する上で不可欠な対策です。

functions.php で実現!メールアドレスと送信者名を変更する決定版コード

WordPressで送信されるメールの設定を変更するには、主にテーマの functions.php ファイルにフィルターフックを追加するのが最も一般的な方法です。

この処理を行うことで、WordPressの標準機能である wp_mail() 関数が利用される際に、フックをかけて送信元情報を任意の情報に上書きできます。

①送信元メールアドレスの変更:wp_mail_from フック

まずは、メールの送信元メールアドレスを変更します。メールの到達率を上げるためにも、確実に送受信できるメールアドレスを設定しましょう。


関数名を wa_change_wp_mail_from_address のように、テーマやプラグイン特有のプリフィックス(接頭辞)を付けると、他のコードとの名前の衝突(コンフリクト)を避けやすくなります。

②送信者名の変更:wp_mail_from_name フック

次に、メールの送信者名を変更します。デフォルトの「WordPress」ではなく、サイト名や運営者名に設定すると、ユーザーに安心感を与えます。


【応用】2つの設定をまとめて記述する

コードをシンプルに保ちたい場合は、上記2つの設定をまとめて1つの関数にフックすることも可能です。可読性を高めるテクニックの一つですね。

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