P(Problem):突然Google Maps APIが表示されなくなった!時間泥棒なエラーを放置してませんか?
「昨日まで動いていたGoogle Mapsが急に表示されない!」「新しいサイトに実装したらエラーが出て進まない!」あなたもそんな経験ありませんか?WEBデザイナーにとって、Google Maps APIはポートフォリオやクライアントワークで頻繁に使う重要な機能です。しかし、Google Cloud Platform(GCP)周りの仕様は頻繁に変わるため、ちょっとした設定ミスで動かなくなることがしばしばあります。
特にGoogle Chromeの検証(DevTools)で、
* RefererNotAllowedMapError
* This API project is not authorized to use this API
といったエラーに直面すると、「一体どこを直せばいいんだ…」と途方に暮れてしまうものでしょう。
この記事では、そんな時間泥棒なエラーを即座に解決するための確認ポイントを、2025年最新のGCP仕様に基づき徹底解説します。
A(Agitation):このエラーを放置すると、クライアントの信頼とあなたの評判がゴッソリ失われます
エラーを放置して表示されないままデプロイしてしまうと、クライアントからの信頼を失うだけでなく、地図機能が動かないことによるユーザビリティの低下は避けられません。「簡単な設定ミスだったのに、なぜこんなに時間をかけてしまったんだろう…」と後悔する前に、以下の必須チェックリストを確認しましょう。設定作業はサクサク終わらせて、デザイン作業に集中すべきです。
S(Solution) & N(Narrow Down):【2025年版】Google Maps APIキーのエラーを解消する確実な3つの設定チェックポイント
Google Mapsが表示されない原因の9割は、APIキーの不適切な制限設定にあります。特に「セキュリティ」と「有効化」の観点から、以下の3点を集中的に確認してください。①APIキーの「アプリケーションの制限」は正しく設定されていますか?
APIキーの認証情報ページにある「アプリケーションの制限」セクションが、HTTP リファラー(ウェブサイト)に設定されているかを確認しましょう。セキュリティを高めるために、APIキーを利用する場所(ドメイン)を厳密に指定する作業がここです。設定が不十分だと、第三者に悪用され、意図しない従量課金が発生するリスクを招きます。
②「ウェブサイトの制限」のドメイン指定は正確ですか?
アプリケーションの制限で「HTTP リファラー」を選んだら、次にウェブサイトの制限(Webサイトの制限)で、地図を表示したいドメインを正確に記述する必要があります。この設定が最もエラーが出やすい部分です。| 状況 | 設定例 | 説明 |
|---|---|---|
| 本番環境全体 | https://sample.com/* |
sample.com以下のすべてのURL(サブディレクトリ、ファイルなど)を許可します。最後に/を付けないのがミソです。 |
| サブドメイン | https://dev.sample.com/* |
特定のサブドメインのみを許可します。 |
| ローカル環境 | http://localhost:8080/* |
開発時のローカルテスト環境を許可したい場合に設定します。 |
| 全許可 | * |
(非推奨) すべてのリファラーを許可します。セキュリティ上、絶対に避けるべき設定です。 |
特にSSL(https://)の有無や、URLの末尾にワイルドカード(*)を正しく使用しているか、再度確認しましょう。「これ、設定ミスってないかな?」と半信半疑なら、一度すべて削除して再登録してみてください。
③必要なAPIが「APIの制限」で有効化されていますか?(必須は2つ)
APIキーを使用する目的(地図表示、住所検索など)に応じて、対応するAPIを有効化する必要があります。少なくとも、地図を表示するためには以下の2つのAPIが必須です。- Maps JavaScript API:Webサイト上に地図を表示するために必要
- Geocoding API:住所(文字列)を緯度・経度(座標)に変換するために必要
【手順】
- 認証情報の画面で「APIの制限」セクションを開きます。
- 「キーを制限」を選択し、プルダウンメニューから上記の2つのAPIを必ず追加してください。
もしGeocoding APIが見当たらない場合は、GCPのAPIライブラリで「Geocoding API」を検索し、有効化しましょう。
O(Offer) & A(Action):今すぐこのチェックリストを完了し、時間と信頼を取り戻そう!
Google Maps APIのエラーは、設定変更後、即座に反映されるケースが多いです。本記事で解説した3つの設定ポイントを順番にチェックするだけで、大抵のエラーは解消できます。このチェックリストは、今後あなたがGoogle Maps APIを扱う際の鉄板マニュアルとなるはずです。今すぐGCPのコンソールを開き、設定を見直しましょう。
設定が完了したら、ブラウザのキャッシュをクリアして再読み込みしてください。きっと、エラーメッセージは消え、地図がスッと現れるでしょう。


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