2016年10月31日より前にヘテムルサーバーを契約したユーザーは、2017年10月17日(火)以降に新サーバー環境へ移設することができます。
移設費用は無料ですが、新サーバーの環境・仕様が微妙に変更になりますので、旧サーバーで利用していた機能が一部使えなくなるなど、いくつか事前に調整をしておかないといけません。
旧サーバーで大量のサイトを抱えている人は移設作業がかなり大変だと思いますので、今回は旧ヘテムルサーバーから新サーバーへWordPressのサイトを移設するにあたっての注意点や、移設の流れをまとめて紹介していきいと思います。
新サーバー移設フロー
ヘテムルの新サーバーへの乗り換えの流れは、概ね以下の通りです。
①ヘテムル管理画面で「移設を開始する」ボタンを押します。
②しばらく待つと、新サーバーの管理画面へ切り替えできるようになる。
③新サーバーの情報を取得できるようになりますので、30日以内に新サーバーにファイルをアップロードしたり、必要な設定変更を行う。
④新サーバーの切り替え準備ができたら、ヘテムル管理画面で「移設を完了する」ボタンを押す。
⑤新サーバーへの移設が完了後、php.iniやCronなどの設定変更を行う。
新サーバーへの移設に際して、データベースの変更は必要ないため、基本的には新サーバーへWEBサイトのファイル一式をアップロードするだけでOKです。②しばらく待つと、新サーバーの管理画面へ切り替えできるようになる。
③新サーバーの情報を取得できるようになりますので、30日以内に新サーバーにファイルをアップロードしたり、必要な設定変更を行う。
④新サーバーの切り替え準備ができたら、ヘテムル管理画面で「移設を完了する」ボタンを押す。
⑤新サーバーへの移設が完了後、php.iniやCronなどの設定変更を行う。
ただし、ヘテムル管理画面で「移設を開始する」ボタンを押してから30日以内に移設を完了する必要がありますので、大量のサイトを移設しないといけない場合だとあまり時間がありません。
また、新サーバーの環境・仕様が一部変更になるため、事前に設定変更しておかないといけないものも出てくるかと思いますので、以下にいくつか変更点と注意すべきポイントをリストアップしてみました。
新サーバーの変更点
・PHPのバージョンが変更になる
・サーバーのIPアドレスが変わる
・サーバーのフルパスが変わる
・ヘテムルドメイン(初期ドメイン)や共用SSLのURLが変わる
・FTP、SSHのホスト名(サーバー)が変わる
・データベースはMysql4系が使えなくなる
・php.iniの設定は引き継ぐことはできない(移設後に自分で再設定可能)
・cronの設定も引き継ぎできない(移設後に自分で再設定可能)
・サーバーのIPアドレスが変わる
・サーバーのフルパスが変わる
・ヘテムルドメイン(初期ドメイン)や共用SSLのURLが変わる
・FTP、SSHのホスト名(サーバー)が変わる
・データベースはMysql4系が使えなくなる
・php.iniの設定は引き継ぐことはできない(移設後に自分で再設定可能)
・cronの設定も引き継ぎできない(移設後に自分で再設定可能)
概ねこんな感じですが、いくつか少し掘り下げて紹介します。
PHPのバージョンが変更になる
旧サーバーとの大きな違いはPHPのバージョンです。旧サーバーでは5.3や5.4のバージョンが利用可能でしたが、新サーバーで利用できるバージョンは以下の通りです。5.6(CGI 版)
7.0(CGI 版)
7.0(モジュール版)
7.1(モジュール版)
現時点のWordPressのバージョンが最新であれば特に問題ないかと思いますが。古すぎるバージョンを使ったまま(放置)になっていると、新サーバー移設後にサイトが表示されなくなったり、管理画面にログインできないなどの問題が起こる場合があります。7.0(CGI 版)
7.0(モジュール版)
7.1(モジュール版)
サーバーのIPアドレスが変わる
これは新サーバーに切り替え後にヘテムルの管理画面から確認することができます。サーバーのフルパスが変わる
旧サーバーは/home/sites/heteml/users/i/m/a/*******/web/
のようなパスですが、移設後の新サーバーでは以下のように変わります。/home/users/2/*******/
Basic認証を設置しているフォルダやページがあればパスを直しておく必要があります。(新サーバーに切り替え後にヘテムルの管理画面から確認することができます。)
ヘテムルドメインや共用SSLのURLが変わる
旧サーバーのヘテムルドメインはhttp://*******.heteml.jp などですが、新サーバーではhttp://*******.heteml.netです。
また、共用SSLもhttps://*******.heteml.jp/から
https://*******.heteml.net/のように変更になります。
今まで共用SSLを使っていたサイトの場合はURLが変更になりますが、新サーバー移設後は無料で独自ドメインのSSL(Let’s Encrypt)が利用できるようになりますので、どのみちURLが変更になるのであれば、こちらの独自ドメインのSSLに乗り換えする方が良いかもしれません。
FTP、SSHのホスト名(サーバー)が変わる
管理画面で新サーバーに切り替え後に、新しいアカウント情報を確認することができます。その他、移行期間中に操作できないもの
ヘテムル管理画面で「移設を開始する」ボタンを押してから「移設を完了する」までの移行期間中は、以下の操作ができません。
・ドメインの設定およびサブドメインの作成
・メールアドレスが一つも作成されていないドメインでのメール機能利用開始
・バックアップオプションのお申込み
・独自SSLの新規更新お申込みや証明書のインストール
・SSHアカウントやサブFTPアカウントの作成や削除
・FTPアカウントのパスワード変更
・hetemlFTPでの移設先へサーバーへのアクセス
・アクセス制限(ベーシック認証)
・新規DBの作成
・簡単インストール機能の利用
・webdavの有効無効
・cronの設定
・サブFTPアカウントでの移設先サーバーへのアクセス
・メールアドレスが一つも作成されていないドメインでのメール機能利用開始
・バックアップオプションのお申込み
・独自SSLの新規更新お申込みや証明書のインストール
・SSHアカウントやサブFTPアカウントの作成や削除
・FTPアカウントのパスワード変更
・hetemlFTPでの移設先へサーバーへのアクセス
・アクセス制限(ベーシック認証)
・新規DBの作成
・簡単インストール機能の利用
・webdavの有効無効
・cronの設定
・サブFTPアカウントでの移設先サーバーへのアクセス
次のページで具体的な移設手順の紹介をしておりますので、是非参考にしていただければと思います。
ヘテムルサーバーの新サーバーへの移設手順まとめ2(実践編)
先日のヘテムルサーバーの新サーバーへの移設手順まとめ1の記事では新サーバー移設の概要と注意点などを紹介させていただきましたが、今回は実際の移行作業の手順について画像付きで紹介いたします。 新サーバーへの移設手順 それではここから新サーバーへ...
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